ロボット相撲全国大会で優勝した大分県立佐伯豊南高校。初出場で日本一に輝くことができた秘訣に迫りました。
激しくぶつかり合い迫力ある取り組みで魅了するロボット相撲。競技に取り組んで2年目の佐伯豊南高校チームが11月に行われた全国大会で日本一に輝きました。初出場ながら県大会を勝ち抜いて自立型、ラジコン型の2部門に3チームがエントリー。結果は自立型の決勝で佐伯豊南対決となり、優勝と準優勝。更に、ラジコン型も制して参加した64チームを圧倒する成績を残しました。
(岡本健士朗さん)「優勝できると思っていました。相手の研究をしっかりしたことと、戦術面などの改良を話し合いながら進めていけたことが大きかったと思います」
直径154センチの土俵上で対戦するロボット相撲。「ものづくり」の楽しさを知ってほしいと1989年日本で発祥した競技です。ロボットの種類は自動制御の「自立型」と人がコントロールする「ラジコン型」の2つに分かれます。
(岡本健士朗さんインタ)「動きのプログラムが去年は48通りだったのが、700越えのパターンに増えて戦術が幅広く考えられるようになりました」
相手の戦略に対応するためマシンには768通りの動きのパターンがプログラミングされています。その中でも今回、新たに加えた動きが全国制覇の鍵となりました。
(松永芳史さん)「最初に置いた位置からちょっとバックして少し位置をずらすんですよ。バックするんで相手が空振りするんです。プログラム的にちょっと変わることで裏をかくような動きになるんでそれが効果的だった」