大分県国東市の新たな地域ブランド魚「国東さわら」のお披露目会が15日開かれ、関係者が旬の味を堪能しました。
国東半島沖で秋から冬にかけて旬を迎えるサワラ。中でも「国東さわら」は、上質な脂ともっちりとした食感が特徴です。15日国東市で開かれたお披露目会には、市内の飲食店関係者などが出席し、脂の乗り具合が違うサワラを試食してその味わいを比較しました。

(試食した人)「こんなに脂が乗っててフレッシュな感じがあるとは思ってなかったので是非利用してみたい」
「国東さわら」の美味しさの秘訣は、船上での活け締めによる徹底した鮮度管理に加え、大きさや脂の乗り具合といった独自基準があります。2023年から全国への本格的な出荷が始まると、京都や東京の豊洲市場で、高い評価を獲得しているということです。
(松井市長)「これまでは県外でブランドとして有名だったが、逆に言えば県内の皆さんにあまり馴染みがないのかなと思うので、皆さんにも食べてもらえるようPRをしていきたい」
国東市では今後、「国東さわら」を新たなブランド魚してPRに力を入れていく方針です。
国東市では年間23トンのサワラが水揚げされますが、そのうち、2割から3割が厳しい基準を満たした「国東さわら」として出荷されるということです。