担任教諭との不適切な関係に悩んでいた女子高校生が自殺を図った問題で、大分県教委は18日、和解で支払った解決金のうち、200万円を元担任に求償することを決めました。

この問題は2019年に県立高校2年の女子生徒が担任教諭との不適切な関係に悩んで自殺を図り、後遺症が残ったとして、保護者が県に損害賠償を求めていたものです。

県側は再発防止策を示し、500万円の解決金を支払うことで和解しています。

18日は県教育委員会が開かれ、元担任に対する解決金の求償について、審議しました。

県教委は「不適切極まりなく、許されざるもので、県の実質的な負担額を求償したい」と判断して、解決金のうち保険で支払われる金額を除いた200万円を元担任に求償することを全会一致で決めました。