20日開催の「大分国際車いすマラソン」。充実した1年を過ごした日本記録保持者の鈴木朋樹選手が、シーズンの締めくくりとなる今大会での優勝を誓いました。
日本の若きエースとして車いす陸上を引っぱるトヨタの鈴木朋樹さん。昨シーズンは東京パラリンピックに出場し、大分国際では日本記録を更新するなど、充実した一年を送りました。
(トヨタ・鈴木朋樹さん)「東京パラリンピックを経験して、まだまだ世界との差を感じましたし、大分国際でマルセル選手が世界記録を出したのについていった過程で日本記録が生まれてうれしかったという反面、マルセル選手にありがたいという気持ちしかないです」
2年後のパラリンピックに向けて今年は持久力の強化に励み土台の作り直しを図り、今大会で王者のマルセル・フグ選手に今年どこまで食らいつけるかが注目されます。
(鈴木朋樹さん)「次のパラリンピックに向けてメダルを獲得するには彼に勝ちにいかなきゃいけない、彼と一緒にレースを展開していかないといけないと思っているので、出来ればマルセル選手に勝ちたいです」
今大会が今シーズンの締めくくり。3年ぶりに復活する声援にも胸が高まっています。
(鈴木朋樹さん)「やはり声に勝るものはないと思っていて、『鈴木、マルセルについていけよ』とか声をかけてくださってパワーにつなげていけるというのが大きいと思います」
大分の声援を受けながら、日本のエースが世界の王者に挑みます。
(鈴木朋樹さん)「金メダル獲得、日本人1位というところを獲りにいきたいです。高速な面白い、見てくださっている方が面白いなと思ってもらえるようなレースをしたいと思います」