詐欺罪に問われ、すでに裁判が始まっている元警察官の女について、賭博などの罪で追起訴された事件の審理が16日、大分地裁で行われ、被告は起訴内容を認めました。
借金返済のため口座を売るように…
賭博などの罪に問われているのは、大分東警察署生活安全課の元巡査・安達明音被告(27)です。

起訴状によりますと、安達被告は去年8月、金融機関の口座のキャッシュカードと暗証番号を有償で提供したほか、今年1月にオンラインカジノを利用した罪に問われています。
16日の公判で、安達被告は起訴内容を全面的に認めました。
この事件では、安達被告が他人に使わせる目的で口座を開設したとして詐欺罪での裁判がすでに始まっています。
これまでの公判で検察は、「被告は結婚後、収入が減る不安から競馬や副業を始め、SNSで知り合った者に勧められ、オンラインカジノを2023年から始めた」と犯行に至った経緯を説明。その上で「借金返済や資金捻出のため、知り合った者に銀行口座を売るようになった」と動機について明らかにしました。