運転手不足の解消は…
AT化はバス業界でも進みつつあります。127台のバスを保有する大分交通では、現在25台がAT車です。

大分交通 足立仁志さん:
「車のオートマ車と同じような感じです。操作のしやすさでいうとオートマ車の方が操作しやすい」
大分交通では、AT限定免許でも運転手を採用していますが、入社後は限定解除が必要で、その費用は会社が負担しています。
また、バスの入れ替えは、20年単位の長期計画で行われるため、免許制度変更に伴う運転手不足の解消は、この先への期待となります。

大分交通 乗合課鈴木龍也課長:
「今回の改正ですぐに運転手が入ってくるわけではないので、やはり厳しい状況です。10年後にはATバスの割合が30%~50%になるので、国の制度に則った流れに自然になるのかなと考えています」
今回は普通免許のほか、大型や中型などの免許も取得方法が変わりましたが、移行への暫定期間が設けられています。
大分県内では当面現行のカリキュラムで行われ、県警は来年度から新しい制度へ段階的に切り換えたいとしています。