土地取引の指標となる地価が公表され、大分県内の住宅地は平均で2.4パーセント、商業地は2.2パーセント上昇し、前年より上昇率が拡大しています。
国土交通省が今年1月1日現在で調査した県内247地点の土地価格の結果が18日、公表されました。
住宅地の平均価格は、1平方メートルあたり4万9300円で前年より2.4パーセント上がって8年連続の上昇です。
また商業地も2.2パーセント上がり、10万3900円で3年連続の上昇です。住宅地・商業地ともに前の年より上昇率が拡大しています。
(地価調査大分分科会・脇坂敬規代表幹事)「大分市の上昇率が突出する状況は前回令和6年当時と同じで、前回より2極化が強まったと思っています」
県内の住宅地で最も価格が高かったのは、大分市金池南1丁目の36万7000円で、住宅地価格としては1974年の調査開始以来、過去最高を更新しました。

一方、商業地の最高価格は再開発が進む大分市末広町1丁目で前年から3.9パーセント上昇の72万4000円。この地点は7年連続で県内最高価格です。