大分県内で14日、新たに288人が新型コロナに感染したことが確認され、3日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。こうしたなか県は第8波に備えてオミクロン株対応ワクチンの接種を呼びかけています。

県内で確認された288人の年代別は、0歳が1人、1~4歳が9人、5~9歳が21人、10代が52人、20代が42人、30代が39人、40代が49人、50代が27人、60~64歳が16人、65~69歳が11人、70代が10人、80代が9人、90歳以上が2人です。

このうち、重症化リスクが高いとして、届け出が必要な人は49人です。

1日の感染者数としては10月7日と比べて34人増えていて、3日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。

(県福祉保健部・藤内修二理事)「第7波のピークを越え、順調に下がっていたが少し下げ止まってきてまた感染者が増えていくことを少し警戒しなければならない」

10月11日から始まった全国旅行支援。県は国内の感染動向に大きな差がないことから旅行による感染拡大の可能性は低いとみています。

一方、これから迎える第8波に向けた備えとして、オミクロン株対応ワクチンの利用を促進することが課題です。

(県福祉保健部・藤内修二理事)「みなさんに接種できるようになっていますが、オミクロン株対応ワクチンを接種することが第8波の規模を小さくするカギを握ると考えています」

県は2回目までの接種を済ませているおよそ15万人にオミクロン株対応ワクチンで3回目を接種するよう呼びかけています。