宇佐海軍航空隊の初代特攻隊長として戦死した海軍大尉の遺書などが並ぶ展示会が大分県宇佐市で開催されています。

宮崎県都城市出身の藤井眞治さんは宇佐海軍航空隊で最初に編成された特攻隊の隊長で、1945年4月6日に鹿児島県から出撃し、27歳で戦死しました。

宇佐市民図書館では藤井さんの親族から寄贈された遺書や写真など75点の資料が展示されています。出撃当日の遺書にはきょうだい一人ひとりへのメッセージを残し、「弱い気を出さず張り切って張り切って」という言葉で締めくくられています。

(宇佐市教委平和ミュージアム建設準備室安田晃子さん)「守ってあげるという言葉に藤井さん自身の深い願いや思いが込められていると思います」

この展示会は5月11日まで開催されています。