トリニータは今シーズンのキャプテンに大分市出身の清武弘嗣選手を指名。開幕に向けてチームの調整は順調に進んでいます。

(清武弘嗣)「キャプテンだからといって何か変わるわけでもないですが、監督やスタッフと選手の中間のポジションをとって、伝え役というのは自分にしかできないと思います」

去年、チームが低迷した大きな要因のひとつがけが人の続出です。これを解消するため、今年は選手のコンディションを整えるスタッフを強化。J1の鹿島でトレーナーをしていた大友仁さんがチームに加わりました。

(大友仁さん)「けがをしないような体力作りというのを特化してやります。今ははっきりとしたけが人が出ているわけではないので、このまま継続して開幕を迎えられればうまくいくと思います」

復帰2年目となる片野坂監督は、昨シーズンの反省から選手に具体的な戦術を指示することでチームの意思統一を図っています。中央でディフェンスを束ねる藤原も、宮崎キャンプを経て手応えを感じています。

(藤原優大)「守備は今年は結果が求められているので、それに伴って選手の関係性も良くなっているし、コミュニケーションも良くとれていると思います」

全員が同じイメージを持ち、カタノサッカーの遂行を目指す今年のトリニータ。苦汁をなめた去年からの躍進を誓い、シーズンの開幕を迎えます。

(清武弘嗣)「開幕も楽しみだし、ワクワクしているというのが正直な気持ちです。1年間期待を持ってもらえるようなゲームをしたいですし、たくさんの人の応援を聞きながら勝利をつかんでみんなで喜び合いたい」

2月16日の開幕戦でトリニータがホームに迎えるのは、J1から降格してきた札幌。悲願の昇格に向け好スタートが期待されます。