行方が分からなくなり、家族が捜していた80代の女性を発見し保護した男性に警察から感謝状が贈られました。

別府警察署から感謝状が贈られたのは大分市の会社員、荒金智実さん(39)です。道路整備などインフラ関係の仕事をしている荒金さんは7月31日正午頃、仕事中に日出町豊岡の国道沿いの歩道に座り込んでいる80代の女性を発見しました。

荒金智実さん(別府警察署)

荒金さん:
「国道沿いの街路樹の下を歩いていた時に遠くの方に座り込んでいるような人が見えて、そのまま進むと日傘を持っていたが、さすことなく座り込んでいる高齢女性がいました。『大丈夫ですか』と声をかけたところ、うなずきはしたんですが、その時の路面の温度が39.5度という状況で、飲み水も持っていなかったので、状況的に危険ではないかと判断して通報しました」

記者:
「声をかけたのはなぜ?」

荒金さん:
「酷暑ですので、アスファルトの歩道でそこに座り込んでいること自体が異常ではないかと思った。違和感を覚えたのですぐに声をかけました」