【平】いえ。大変なご苦労があったそうです。「松浦のアジフライの魅力を伝えたい」という市の担当者の熱意とアイデアが、飲食店経営者の心を動かしたようです。
“アジフライつり革”…マップやグッズで知名度を上げる

松浦市を始め、東京のアンテナショップなどでも配布されているアジフライMAP。市内でアジフライが食べられる店が掲載されていて、これまでに30万部発行されています。掲載されているのは、アジフライ憲章に賛同した35店舗。

MAPを作るにあたり、市の担当者は3か月で120店舗の飲食店に協力を呼びかけました。

松浦市文化観光課 高橋聡美 副主任: ※“高”の漢字は正しくは“髙 はしごたか”
「まずは『地元のお店の方の意識を変えてやるぞ』と内心思っていたんですけど、日々の活動がいつか気持ちを動かすことになるんじゃないかなという気持ちではおりました。今もその気持ちは変わっていないです」


松浦市は、MAPだけにとどまらず、Tシャツやトートバッグ、ピンバッジ等およそ10種類のアジフライグッズを制作し販売。




また松浦市内5か所にアジフライのモニュメントを設置したほか、松浦鉄道の車両のつり革をアジフライ仕様にするなど、知名度を上げる取り組みを続けています。

松浦市文化観光課 山口玲子 課長:
「アジフライは “キラーコンテンツ” として松浦市の知名度を上げる手段の1つだと思っています。『松浦ってどんなところだろう?』って検索したり、訪れてくれたり。そしてアジフライを食して、他のおいしい物にも目を向けていただいて」