九州北部地方では、きょう日中まで線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。
長崎県南部では、きょう昼過ぎまで土砂災害に警戒してください。
気象庁は午前11時前、山口県を含む九州北部と南部では、きょう日中まで、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとして、線状降水帯の予測情報を継続して発表しました。
長崎県内では、きのう午前0時の降り始めからきょう午前11時までに、
対馬空港で259ミリ
対馬市厳原で229ミリ
壱岐市芦辺で227ミリの雨が降っており、各地で200ミリを超えています。
長崎市ではきょう未明、時間雨量が60ミリの非常に激しい雨を観測したほか、対馬市厳原で48.5ミリ、大村市で48ミリなど、各地で激しい雨を観測しました。
県によりますと、この雨の影響で対馬市美津島町では民家の裏の崖が崩れるなど、県内3ヵ所でがけ崩れが発生。
いずれも建物への被害はなく、けが人もいませんでした。
長崎県ではきょう昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
きょうこのあと予想される1時間降水量は、
いずれも多いところで
南部40ミリ
北部40ミリ
壱岐・対馬15ミリ
五島20ミリとなっています。
長崎県南部地方には大雨警報が発表されており、気象台では、きょうの昼すぎまで土砂災害に警戒するよう呼びかけています。