日銀 長崎支店 鴛海 健起 支店長:
「正誤問題の正答率ですけれども、長崎県は合計で52.5%、正答率の順位は 42位でした」

長崎県は、前回と比べて順位は1つ上がったものの、正答率は前回より下がり、全国平均にも届きませんでした。

この結果について鴛海支店長は次のように分析しています。
鴛海 支店長:
「今回の調査結果は、長崎県で ”金融教育を継続的に粘り強く展開していくことが求められる” ということを示唆するものでした。
(金融リテラシーは)投資や利殖の技術をトレーニングするものではなくて、”生きる力”…より良い暮らしを築くために、基本的な金融に関する知識・判断力というものを身に付けることが目的と考えています」
平家:
ちなみに今回の調査のトップは 島根県と奈良県で、3位の香川県は、ここ3回の調査で いずれも3位以内に入っています。
九州7県でみると、鹿児島がここ3回トップで、長崎と佐賀が最下位争いをしている感じです。

長崎県の傾向を詳しくみると、日銀 長崎支店によれば「緊急時の備えや長期目線の生活設計に課題がある」ということです。
住吉:
いま物価高が家計を直撃していますし、感染症が経済活動を止めてしまうことも私たちは経験していますから、将来の生活を安定させるという意味でも金融リテラシーを上げていく必要がありそうですね。