長崎県は今月12日に諫早市で見つかった野鳥の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。
長崎県内における高病原性ウイルスの検出は今シーズン初めてです。
県によりますと今月12日に諫早市高来町で死んでいるのが見つかった「ヒドリガモ」の検体を遺伝子検査した結果『H5亜型』の “高病原性鳥インフルエンザウイルス”が検出されたということです。
これを受けて、長崎県は発見地点から半径10キロ圏内で野鳥の監視を強化しています。
また、県は20日午前『養鶏場への感染拡大防止に向けた緊急対策会議』を開き、県内の養鶏業者などおよそ30人が参加しました。
会議では、周辺の養鶏場への立ち入り検査で異常がなかったことや、県内127戸すべての養鶏場などで消毒用消石灰の散布が完了していることが報告されました。
このほか、年末年始の緊急連絡体制の確認や、野鳥の侵入を防ぐ防鳥ネット設置の徹底などが呼びかけられました。
県畜産課 濱口芳浩 課長補佐:
「養鶏農場のすぐ横にウイルスがいることを意識していただいて、発生予防対策を徹底していただきたいと思っています」
県は死んだ野鳥などを見つけた際は早めの通報を呼びかけています。