長崎県諫早市で見つかった野鳥の死がいから鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受け、県は20日、対策会議を開き、県内の養鶏業者などに緊急連絡体制の確認などを呼びかけました。

今月12日、諫早市高来町で渡り鳥「ヒドリガモ」1羽が死んでいるのが見つかり、検査の結果、A型鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
これを受け、長崎県は20日午前、県庁で防疫対策会議を開き、県内の養鶏業者などおよそ30人が集まりました。

会議ではまず、国の指針に基づいて実施された半径3キロ以内の養鶏場などの検査では異状がなかったことや、県内127戸すべての養鶏場などで消毒用消石灰の散布が今月15日までに完了していることなどが報告されました。そのうえで、今後の対応について、年末年始の緊急連絡体制の確認や野鳥の侵入を防ぐ防鳥ネット設置の徹底を呼びかけました。