今月12日に長崎県諫早市で死んだ野鳥のヒドリガモ1羽から鳥インフルエンザウイルスが検出されたと、長崎県が19日発表しました。

それによりますと、今月12日、諫早市高来町で冬に飛来する渡り鳥「ヒドリガモ」1羽が死んでいるのが見つかりました。

簡易検査では陰性でしたが、国が実施した遺伝子検査の結果、A型鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

引き続き、このウイルスがニワトリへの毒性が強い高病原性であるかどうか確認するため、国が引き続き検査しています。

なお、県では、高病原性でないと判定される場合もあり、その場合は、20日に予定している「防疫対策会議」は開催しないこともあるしています。

死んだ野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、県ではヒドリガモが回収された地点から半径10キロ圏内で野鳥の監視を強化しているほか、県内の養鶏場など約130戸に対し、異常がないかどうかの確認を進めています。
県によりますと、午後5時現在、異常があるとの報告はないということです。