12日の長崎市議会一般質問で、鈴木長崎市長はJR長崎駅周辺の交通対策として駅南側に『高架型の歩道』設置を検討していることを明らかにしました。

長崎市議会の一般質問最終日の12日は、アミュプラザ新館の開業に伴い、駅南側の交通量が増加していることについて質問が出されました。

これに対し長崎市は、渋滞対策と元船地区への回遊性を確保するため、旭大橋の東側に駅ビルと元船方面を結ぶ高架型の歩道を設置できないかJRや長崎県と共に検討していることを明かしました。

鈴木史朗長崎市長は「高架型の歩道の設置によって『迂回と信号待ちの解消』、車と歩行者の分離を図ることで『長崎駅南側周辺の安全で円滑な交通の確保』に寄与するものと考えている。今後、その具体化にむけて検討を進めたいと考えている」と述べました。

一方、来年10月開業予定の長崎スタジアムシティについては、スポーツの試合後に車の混雑が見込まれることから、観客の退場時間の分散を図る『ピークシフト』の取り組みや『公共交通機関の利用促進』といった対策を協議しているということです。