12月8日は太平洋戦争の始まりとなった日本軍による真珠湾攻撃から丸82年の日です。私たちは今回、作戦に参加した元将校の日誌を取材、専門家とともにその内容を分析しました。
そこからは一般にはあまり知られていない兵士の心情や真珠湾攻撃の一面も見えてきます。

82年前に書かれた一冊の日誌──
表紙には『戦中日誌』と記され、日本の運命を決定づけた極秘作戦が記録されていました。

《皇国ノ興廃 此ノ一戦ニ有り》
《12月8日決行ノ日ナリ》
《敵ハ 真珠湾ニアリ》

1941年12月8日、日本海軍がハワイのアメリカ軍基地を奇襲した真珠湾攻撃。
太平洋戦争の始まりとなったこの戦いは、アメリカの戦艦部隊を壊滅させたことで日本軍の大勝利となりました。

今回私たちが取材した『戦中日誌』にはその真珠湾攻撃の知られざる一面も記録されていました。

日誌を書いていたのは 当時日本海軍の少尉候補生だった原口静彦さんです。
原口さんは2022年、100歳でこの世を去りました。
(当時 長崎県南島原市北有馬町に在住)