長崎の“日常にある普通”は実は“魅力的で不思議なこと”…その魅力を観光で生かしていこうと、10月から始まった取り組みを取材しました。

長崎人の日常は県外の人からすると驚きなこと

長崎の人

長崎人:
「お魚が美味しいのは当たり前と思ってるんですよね。コリコリしてるのが当たり前」

長崎人にとっての日常は、長崎県外の人からみると――?

観光客(鳥取):
「お刺身が美味しい。違います、長崎が一番美味しい」

三重から来た観光客

観光客(三重):
「まず一番にびっくりしたのは坂。生活してらっしゃるのにね、下から本当上までびっしり(坂が)並んでいて」
「夜景が綺麗なのかなと思って」

三重から来た観光客

観光客(三重):「パンみたいなのに、はんぺんが挟まってるのなんでしたっけ?
一応 本を見て勉強していたんだけど、見たことがなかったので、こんな(食べ物が)あるんだと」

長崎人:「ハトシかな。10時とか3時とか あいなかに、スナックみたいにして食べますね」

長崎人の日常にある「ふつう」は魅力で「ふしぎ」なんです。

「修学旅行で来たから長崎もういい」の現状

観光資源に恵まれ、高い知名度を誇る長崎ですが、長崎国際観光コンベンション協会の調査では、長崎市を訪れたことがない人のうち5人に1人が「見るべきところが少なそう」と思っていることがわかりました。

長崎の魅力が十分に伝わっていない――
発信力を高め、どうやって多くの人に伝えていくかが大きな課題となっています。

長崎国際観光コンベンション協会 企画部企画課
立石真実 主任:

「修学旅行で一度来られた方たちは、修学旅行で来たから長崎もういいかなと思われてしまっているという現状もあります」

SNSの投稿が長崎の魅力に気付くきっかけに

こうしたことを受け、長崎国際観光コンベンション協会が、10月から始めた取り組みが「 I am 長崎人」です。