■ 日本政府不在も成功裏に閉幕

核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ 朝長 万左男(79)実行委員長
(会議でのスピーチ):
「私たちは(日本が参加しない)悲しいジレンマと、被爆者が亡くなり、世界からいなくなる前に越えなければならない高い壁を目の当たりにして、とても悲しい気持ちになっています。核兵器禁止条約の参加国は、核保有国に対して条約に参加するよう圧力をかけなければならない」

会議中、各国の発言者から何度も "ヒロシマ" "ナガサキ" の言葉が聞こえました。
広島、長崎の悲惨な経験が77年を経て、ようやく ”核兵器廃絶の糧” になろうとしている場に、日本政府はいませんでした。

今回の会議で決まった核保有国と非保有国をつなぐ『橋渡し』の手が、今後どうなるのか?
実質的な廃絶を実現するための正念場とも言えるNPT再検討会議は、8月1日からニューヨーク国連本部で開催されることになっています。