世界初の海上空港として開業して約50年。
長崎空港では、いま “24時間化”に向けた検討が進んでいます。
24時間空港として開業した北九州空港では『旅客』だけでなく『航空貨物』の取扱量が増加。さらに2024年問題を抱える物流業界ではトラックから航空機へのシフトを模索しています。
“空港24時間化”で多くの航空便が就航し、地域経済が潤うと期待される一方、航空会社や貨物の取り扱いなどで空港間の競争の激化も予想されます。
“長崎空港24時間化” への動きと課題です。
【住吉光アナウンサー 以下:住】長崎の暮らし経済ウイークリーオピニオン今週も平家達史NBC論説委員(以下【平】)とお伝えします。
なぜ いま長崎空港を24時間化するの?
【住】長崎空港は、世界初の海上空港として開業して約50年経ちます。何故、今24時間化の動きが出てきているのでしょうか?

【平】長崎空港は、1975年に大村湾の箕島を埋め立ててできました。
陸上の空港に比べて騒音問題等も少ないことから、空港を最大限活用するためにも24時間化しようと、7年前、長崎県は『長崎空港24時間化推進委員会』を立ち上げて話し合いを続けています。
24時間化を目指す理由について、長崎県の担当者に聞きました。