「買い物弱者を支えるために」コスト高騰を更なる効率化で継続を図る
長崎市でスーパーを展開する『ジョイフルサン』では、今年に入りネットスーパー事業にかかるガソリンコストが 5%ほど増加しました。

ジョイフルサン アルファ本原店 デリバリーサービス課 堤 政文 課長:
「厳しいですね。ガソリン代は配達に直結する問題ですから、ここをどうやって影響を与えないように乗り切るかというのが、非常に難しいです」


ジョイフルサンでは1日平均で30件、家庭や福祉団体などに食料や日用品を配達しています。
外出が困難な高齢者など、いわゆる“買い物弱者”を支えるため、今後は更なる効率化を図って事業を続けていく方針です。
ジョイフルサン アルファ本原店 デリバリーサービス課 堤 政文 課長:
「それが会社の使命と言いますか、社長も言ってますので、真摯にどうやったら提供できるかとか、継続できるかという部分をシビアに考えて、計画を立てていってますね」
燃費重視で“ハイブリッド車”の価格が高騰
ガソリン値上げの影響は、自動車販売業界にも…。
最近は新車、中古車を問わず、ある傾向が出てきています。


ラクのりショップ時津店 田口 一也副店長:
「やっぱり“燃費”を重視するお客様がかなり増えてきているので、ハイブリッド車というのが、ものすごく人気になっております。
それに伴ってオークションとか、金額帯もハイブリッド車の高騰がかなりありまして、車種によっては新車よりも高くなっております。中には100~200万円の価格差もあります」
発進は“ふんわりアクセル” 走行中は“ゆとり車間距離”…ガソリン節約術
ガソリンの値上がりによる出費を抑える方法の一つが“エコドライブ”です。

ガソリン車が走る際に、消費される燃料の比率では“発進”するときと“走行中”に燃料を多く消費していることが分かります。
この部分の燃費をいかに抑えるかがカギになります。

JAFによりますと、発進するときにおだやかにアクセルを踏む「ふんわりアクセル」で、10%程度の燃費改善が期待できるということです。
また走行中は、車間距離が短いとムダな加速や減速が多くなり、市街地では2%程度、郊外では6%程度、燃費が悪くなるということで、JAFでは「車間距離にゆとりを持ち、一定の速度で走ることを心がける」よう呼びかけています。