今年4年ぶりに奉納踊が行われる長崎市諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」の踊町を紹介するシリーズ「復活!奉納踊」

今回はスピード感ある勇ましい船回しで長坂を盛り上げる船大工町の川船です。
速さと迫力を兼ね備えた船大工町の川船。
踊馬場を縦横無尽に曳き回し、激流に逆らう船を演じます。

船を曳きまわす20人の『根曳衆』は “波”を表します。


かつて海に面していた船大工町。
船づくりに関わる人が多く住んでいたのが町名の由来で、いまでは市内屈指の歓楽街となっています。
町の名前にちなんで、明治時代から川船を奉納しています。


見せ場の一つが、船頭の網打ちです。
踊り馬場を川に見立て、子どもが扮する船頭が投網をし、魚を一網打尽にする趣向です。

10年ぶりの奉納で船頭の大役を務めるのは光安悠真くん(8歳 小3)です。

船頭 光安 悠真くん:「ちょっと緊張してます」