2日午後、長崎市で釣り客を乗せたプレジャーボートが出航から10分後に海上のブイに衝突し、1人が病院に搬送されました。

事故があったのは長崎市の女神大橋の近くの海上で、長崎海上保安部によりますと、2日正午頃、長崎市の小菅マリーナを出航したプレジャーボート『ラピエス』が、およそ10分後にマリーナからおよそ1.5キロ先にある海上のブイに衝突しました。

『ラピエス』には船長と釣り客、合わせて5人が乗っていましたが、この事故で40代の男性が海に投げ出されました。

男性は一緒に乗っていた釣り仲間にすぐに救助され、マリーナに戻った後、救急車で病院に搬送されましたが、意識はあり自力歩行も可能だということです。

『ラピエス』の乗船者は全員、救命胴衣を着けていたということで、海上保安部では今回の事故について「救命胴衣をつけていたことが早期救助につながった可能性がある」と見ています。

例年、ゴールデンウィーク期間中は海の事故が増える時期でもあり、海上保安部では海のレジャーの際は救命胴衣を着用するよう呼び掛けています。