どのように生活し、将来、どのような医療や介護を受けたいか周囲と共有するACP=アドバンス・ケア・プランニングの大切さを知ってもらうオリジナルドラマの撮影がこのほど行われました。
撮影中のドラマの娘役「あれ、お父さん、知らんと?今は、アドバンス・ケア・プランニング。ACPって言って、元気な時から、今後のこととか、話し合っておこうってなってるんだって。」
ドラマは、長崎県医師会が長崎県と共同で制作しており、医師や看護師らが監督や脚本、俳優などを務めました。将来望む・または避けたい医療やケアなど、自分の価値観を家族や、かかりつけ医らと共有するACP。家族とも思うように会えなくなったコロナ禍をきっかけに、ACPを日頃から行う重要性に気づいた患者らも多くドラマ制作に結びついたそうです。
父親役「おいは、やっぱ最期は家がよかね。まぁ、迷惑かくっけど。」
娘役「えー、そうなの。どうしよう。どうする?」
父親役「なんや、おいはやっぱ迷惑かとか」
長崎県医師会 藤井卓副会長「日常生活の中でやることが大事なんだよっていうことで、この人こういう生き方をしてきたよね、こんな考え方だったよね、というのをみんながわかった上でその人生を過ごすと。そういう風なことの話の場をたくさん作りましょう」
ドラマは3本撮影され、今後、長崎県内の自治体にDVDにして配布される他、長崎県医師会のホームページでも公開される予定です。