今月1日から始まった『春の火災予防運動』期間に合わせ、6日、長崎市で車両火災を想定した消防と長崎バスの合同訓練が行われました。

訓練は路線バスと車が衝突して出火したという想定で行われました。

運転手「避難をしてください」

路線バスには右側後方に非常口が設けられていて、訓練では非常口を使った乗客の避難誘導や、バスに取り残された人の救助活動などが行われました。


『春の火災予防運動』期間中、長崎市消防局は火災時の連携確認や被害軽減のためバス会社や病院などの事業所と毎年、合同訓練を行っています。

長崎自動車 大橋営業所 浦川 昌史所長:
「全所員に今日の内容を共有して、緊急時に役立てるように。危機意識を高めていきたい」

長崎市北消防署 鈴田 雄一消防司令:
「(乗客には)避難誘導の協力であったり119番通報の協力、こちらをぜひして頂ければ」

長崎市消防局管内(長崎市・時津町・長与町)では2022年、11件の車両火災が発生し、1人が死亡したということで、消防は啓発活動を通じて火災予防意識の向上に努めたいとしています。