20代前半を中心とした『Z世代』といわれる若者をターゲットに長崎大学の学生と飲食店がタッグを組んだ企画が13日から長崎市で始まります。

Z世代ど真ん中の大学生たちが企画したのは『ちる旅ながさき』
くつろぎや落ち着くという意味の『チルアウト』にちなんで『ちる旅』と名づけました。
『ちる旅』は長崎大学経済学部の学生5人が、『社会の現実の課題とその解決策について学ぶ活動』の中で企画。

コンセプトは『いつもよりゆっくり、丁寧に、おしゃれに過ごすナガサキ旅』です。
若者に長崎での旅行をより長く楽しんでもらおうと、バーに着目しました。
長崎大学 経済学部 井上理子さん:
「自分たちが入るのには勇気がいるし、入りづらいなとか思ってて、ちょっと怖いっていう部分があったんですけど、入ってしまえば美味しいお酒が飲めるんだなと思って」
『ちる旅ながさき』では、学生とバーがタッグを組み、長崎市内のバー10店舗で若者向けのオリジナルカクテルを提供します。

効率を重視する一方で、価値あるモノへの消費は惜しまないとされるZ世代に、普段、馴染みのないバーで『非日常感』を体験してもらうのが狙いです。

バーテンダー 久米孝幸さん:
「最近若い方たちのお酒離れというかバー離れが進んでる中で、そういう声を上げてくれるのがありがたくて」

情報発信もネットやSNSに長けたZ世代らしくインスタグラムを駆使しています。
長崎大学 経済学部 山口光太郎さん:
「インスタを通じてバーの良さを広めることで、県外の若者たちが来てくれたら」

これまで遠い存在だった、Z世代とバーを掛け合わせて“夜の観光活性化”を目指す『ちる旅ながさき』
期間は13日から3月末までとなっています。