鉄の4分の1の軽さ、人の力でも動かせる素材

日本冷熱の上田進次長が、長さ約11.6メートル、重さ約275キロある大型パネルの角を、20〜30センチほど持ち上げて見せます。上田氏は「鉄でできていたら全然動かしようがないが、FRPなら抱えて動かせるんです」と、その軽さを説明します。

このパネルは、厚さ50mmの発泡樹脂芯材を、上下からわずか1mmずつのFRPで挟み込んだ構造になっています。FRPの比重は鉄の4分の1以下であり、この軽さが、巨大な構造物の船上への搭載を可能にしました。一方で、強い負荷がかかるエッジ部分はFRPを4mmの厚さに重ね、強度を確保しています。