例年より早いスピードで感染が拡大しているインフルエンザ。その要因の一つと見られているのが、新たな変異型「サブクレードK」です。従来のウイルスと何がどう違うのか?感染症の専門医である長崎大学の森内浩幸教授に聞きました。
サブクレードKとは?

長崎大学医学部 森内浩幸教授:
「インフルエンザウイルスはA型とB型がいつも流行を起こしていますが、『サブクレードK』は、A型の中の香港型(H3N2)の新しい変異株です」
A型インフルエンザウイルスH3N2の変異株である「サブクレードK」。当初はイギリスなどでの急速な拡大が報告されていましたが、森内教授によると既にほとんどの国で見つかっており、国内での感染もこのウイルスが主流になっているとみられています。

長崎大学医学部 森内浩幸教授:
「香港型で見つかったものの詳しい検査をしてみると、国内でもほとんどが『サブクレードK』でした。今シーズンの流行の主流になっていると言えると思います」
※国立健康危機管理研究機構が行った国内患者のH3型ウイルスの解析では、13検体のうち12検体がサブクレードK








