11歳の少女に対し、夫である男と共謀して性交に及んだとして、強制性交等の罪に問われている女に対し、11月5日懲役3年6か月の実刑判決が言い渡された。明らかになったのは、男を頂点とする「コミュニティ」と呼ばれるグループの存在、そして「儀式」と称して行われた性犯罪だった。大人4人、子ども9人の異様なコミュニティ…。メンバーは男が「霊能力を持つ」と信じていた。

11月5日、長崎地方裁判所・佐世保支部で開かれた公判で判決を受けたのは、長崎県佐世保市に住む無職の女(40)。女は2025年7月、夫である5歳年下の男(当時34)と共に、強制性交等容疑で逮捕された。

2人は2022年8月10日頃、長崎県佐世保市内の自宅マンションで、当時11歳だった少女が13歳未満と知りながら「儀式」と称して性交に及んだとされている。