「先日亡くなりました」まさかの電話
後遺症と共に生きる辛い現実に落ち込んでいたワッキーさん。そんな時、入院していた病棟で出会った男子大学生、カイシュウさんの父親から連絡が入った。思いもよらない知らせだった。
ワッキーさん:
「『先日亡くなりました』と…。いやショックでしたね。10ヶ月ぐらい前まで一緒に病棟で闘っていた。絶対僕はピッチに戻るんだ!って、廊下で松葉杖でリハビリしていた。カイシュウくんが亡くなったんです…俺はもう何をしているんだと…」

ワッキーさんは言葉を詰まらせながら、次のように言葉を続けた。
ワッキーさん:
「カイシュウは20歳で亡くなって、俺はもう50歳だ。50まで生きられて、ちょっと唾液が出ないぐらいでなに下向いてんだ。上を向け!上を!!」








