何で生きてるんだろう…子供に申し訳ない

油症認定患者 山口美穂子さん(仮名):
「(子どもの)体の状態が、自分と全く同じなんです。『恨む、恨む、お母さんさえ食べてなければ』(と言われる)。娘には(先天性の)“副乳”がある。孫にもある…関係あるかは分からないけど、ぞっとした。

楽になりたいって…疲れてしまって。(子どもを背負って)夜の冬の海に入って行った。子どもから『お母さん冷たい。どこに行くの?』と言われてハッと気づいた。海の中に入っていました。主人にも言えなくて。なんで生きているんだろうって思って。子供たちにも申し訳ない。孫にも」

『自分が油を食べたせいだ』絶望と恐怖が、被害者を追い込んでいます。











