海上自衛隊佐世保基地に所属する20代の海士が、2023年、同僚隊員の食料品を盗んだり無断欠勤したりしたとして、停職の懲戒処分を受けました。

佐世保地方総監部によりますと、男性海士は2023年9月1日から9月28日までの間、当時の所属部隊の共有冷蔵庫から、同僚隊員の菓子やゼリー飲料(計1210円相当)を複数回にわたり盗んだということです。

さらに海士は2023年10月23日、勤務が始まる午前8時になっても出勤せず、5時間半の間、正当な理由なく欠勤したということです。

海上自衛隊佐世保地方総監は、今月15日付で海士を停職15日の懲戒処分としました。

海士は「無断で他人の物を食べることは悪いことである、との自覚はありましたが、食べたいという気持ちが勝り、勝手に食べてしまいました。飲食物を盗んだことが発覚して職場に居づらくなりました。今回の事案に関し、いかなる処分も受ける所存です」と話しているということです。

業務隊司令の平野一照2等海佐は、「服務事案の防止について取り組んでいる中で、隊員がこのような規律違反を生起させたことを重く受け止めている。今後さらに服務指導を徹底するとともに厳正な規律を維持し再発防止に努めていく」とコメントしています。