長崎県警の20代の男性巡査が同僚の制服を無断借用したとして、本部長訓戒の処分を受けていたことが分かりました。

県警によりますと、巡査はことし5月上旬制服を忘れたことから、同僚がクリーニングに出すために置いていた制服を無断で借用し、そのまま返却せず家で保管していたということです。

クリーニングから返ってこないことを不審に思った同僚が上司に報告して制服の捜索を開始、7月に巡査が持ってることが分かったということです。

巡査は「そこにたまたまあったものを借りた」「無断で借りたことを言い出せなかった」などと話しているということです。

県警は9月26日付でこの巡査を訓戒処分とし、同日付で窃盗容疑で長崎検察庁に送検したということです。本人は26日付で自主退職したということです。

県警は「あらゆる機会を通じて指導教養を行ってきたところですが、引き続き実行性のある職務倫理教養を推進し、各種不適切事案の防止に努めて参ります」とコメントしています。