一番町・新橋町が奉納する「阿蘭陀万歳」
前日、一番町をつとめる新橋町。「本踊阿蘭陀万歳」を奉納します。

主人公は、嵐で日本に漂着した2人のオランダ人。生計を立てるため、身に着けた「万歳」を披露しながら家々をまわり、ふと故郷を思い出す様子を表現した創作舞踊です。

シルクハットをかぶり、鮮やかな青の南蛮服に唐扇子を手にした万蔵と、鼓をもったピエロ風の才蔵の2人1組で、三味線や胡弓の音に合わせコミカルに演じます。
新橋町は、日本舞踊・花柳流が創作した阿蘭陀万歳を、昭和26年(1951年)にくんちで初めて奉納しました。


10年ぶりの奉納となった今回、ボケ役の「才蔵」を長崎検番の桃羽さんが、ツッコミ役の「万歳」を茶々丸さんが務めます。