対馬海峡にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっており、九州北部地方では線状降水帯による猛烈な雨が断続的に降っています。前線は12日にかけて対馬海峡に停滞する見込みです。

このため長崎県の南部、北部、五島では、11日朝にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあります。

＜雨の予想＞
10日から11日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
南部　60ミリ
北部　60ミリ
壱岐・対馬　30ミリ
五島　60ミリ
11日午前0時から12日午前0時までに予想される24時間降水量は多い所で、
南部　200ミリ
北部　150ミリ
壱岐・対馬　100ミリ
五島　180ミリ

また、壱岐・対馬では11日夜遅くは激しい雨が降るおそれがあります。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあるとして気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけています。