JR長崎駅で「列車内で刃物を振り回す不審者がいる」といった想定で、警察とJRによる合同対応訓練が行われました。

「なんやおら、どけろ、殺すぞ、おい」

2つの想定で行われた今回の訓練。1つ目の訓練では、列車内で叫びながら刃物を振り回す不審者を駅員がさすまたで応戦し、乗客を安全な場所に移動させました。

今日の訓練は、駅や列車内での凶悪事件が増加傾向にあることから、駅員の対応力向上と警察との連携強化を目的に県警とJR九州が実施しました。

2つ目の訓練は、刃物を持った男から駅の利用客が刺されるという想定で実施。

「向こう行けっておら」「武器を捨てろ」

駅員の通報で駆けつけた警察官が負傷者の救護と犯人の制圧を行いました。

JR九州長崎支社安全推進室・上畑孝之担当課長「(不審者を見つけた場合には)通報していただくというのも大事なんですけど、まずは自分の身を守る。一緒に車内に乗っているお客様はこの状況気付いていない人もいるので声を掛け合いながら迅速に避難をしていただければ」

県警本部捜査第一課・小島健雄調査官「警察が臨場するまでに対処をしてもらうということが必要ですのでこういう訓練を重ねることで連携が強化できれば」

県警とJR九州は今後も同様の訓練を続けていきたいとしています。