サッカーJ2のV・ファーレン長崎は、ドイツ1部のクラブと新たにパートナーシップを結ぶことになり、11日長崎市で会見を開きました。

パートナーシップを結んだのは、ドイツのブンデスリーガに所属するシュトゥットガルトです。過去に3度のリーグ優勝を誇り、昨シーズンは準優勝でした。

シュトゥットガルト 最高マーケティング・営業責任者 ルーヴェンカスパーさん「130年の歴史があるクラブにとっても本日はすごく特別な日です。我々はファンクラブ会員が14万人以上、入場者もヨーロッパで20位以内に入っているクラブです」

シュトゥットガルトには、これまでに日本代表メンバーが多数在籍。元代表FWの岡崎慎司さんが世界に羽ばたくチャンスを掴んだのもこのチームでした。

サッカー元日本代表:岡崎慎司さん
「シュトゥットガルトは僕にとって特別なクラブです。ヨーロッパで最初にプレーしたクラブで、僕に成長の機会と経験を与えてくれました。日本とドイツの新たな繋がりができることを嬉しく思っています」

V・ファーレン長崎は、去年まで別のクラブと提携を結んでいましたが、アカデミー同士の交流がメインでした。今回はトップチームの若手選手らも、ドイツに派遣するなどしてクラブ全体の強化を図ります。

V・ファーレン長崎・高木琢也 代表取締役兼CRO
「長崎から世界へのきっかけづくりにも関係してくると思うので、私個人的にも楽しみなパートナーシップになっていると思います」

会見のあと、シュトゥットガルトの関係者は、Vファーレン長崎の選手のロッカールームなど長崎スタジアムシティ内を見学して回りました。

シュトゥットガルト 最高マーケティング・営業責任者 ルーヴェンカスパーさん
「ピーススタジアムのどこを見ても素晴らしく、日本のどこでも見たことのないレベルで大変感銘を受けた。だからJ2には全く似合わないと思います。J1に行かないと!」

心強いパートナーを味方に加えたV・ファーレン長崎。将来的にはシュトゥットガルトと長崎で親善試合を開催したいとしています。