「過払い金の払い戻しがある」などと言って逆に金を振り込ませる手口で、9日、松浦市で60代の女性が約50万円をだまし取られる事件がありました。警察はニセ電話詐欺として捜査しています。

被害にあったのは松浦市内に住む介護士の女性(60代)です。

警察によりますと、9日、女性の自宅の固定電話に松浦市役所職員を名乗る男から「あなたに介護保険料金の過払い金がある」「金額は1061円21回分の22281円分」「このあと銀行員から説明がある」などと電話がありました。

その後、銀行員のコイケを名乗る男から電話があり「保険料の払い戻しは銀行のATMでできる」などと言われたということです。

また、コールセンターのハラを名乗る男から、ATMでの手数料が2200円かかると説明され「午後1時から1時50分で予約をとっているのでATMに着いたら指定の番号に電話をください」と指示されたということです。

これを信じた女性が、松浦市内の銀行のATMコーナーでハラを名乗る男と通話しながら指示に従ってATMを操作したところ、現金約50万円が指定された金融機関の口座に振り込まれ、だまし取られたということです。

ATMの画面に振込終了の文字が出たのを不審に思った女性がに警察に通報し、事件が発覚しました。

警察は「還付金(払戻金)があるからATMで手続きを」は詐欺だとして注意を呼びかけています。