7日午前、長崎県五島市で山林火災が発生し、現場周辺の住民に一時、避難指示が出されましたが、五島市は午後6時、市内に発令していた避難情報を全て解除しました。
7日午前11時前、五島市松山町で「ゴミを燃やしていて延焼した」と近くの会社から消防に通報がありました。
県によりますと午後3時半現在でおよそ6ヘクタールが焼けていて、県は五島市の求めに応じて自衛隊に災害派遣を要請しました。午後5時現在、炎は収まったものの煙がくすぶっている状態だということです。
また五島市は午後1時過ぎ周辺の924世帯に「避難指示」を出しました。
県は災害警戒本部を立ち上げ、午後3時半から関係者を集めた連絡会議を開き被害状況などを共有しました。
大石長崎県知事:
「まずはいま情報収集しながら連携してやって整えていますので、それをしっかりとやっていくということ。もう少しで日の入り日没になりますので消火活動がしにくくなってくるかもしれません。それぞれの役割を果たせるように取り組んでいく必要があると思います」
五島市は延焼のおそれがなくなったとして午後6時に避難指示を解除しました。現在も消防などによる消火活動が続いていますが、現在までに家屋の被害やケガ人の情報は入っていないということです。
市によりますと現場からおよそ1キロの距離にある福江中学校で8日予定されている入学式は、今のところ予定通り行われるということです。
長崎県内では6日から全域に乾燥注意報が出されていて、空気が乾燥した状態が続いています。
◆自治体による補足情報
五島市松山町
◆避難情報が解除されたエリア
<避難指示が解除されたエリア>
○福江地区
火災のため
◆避難情報について
「避難指示」が発表された場合
「避難指示」で避難の対象となる人は、水害や土砂災害の可能性がある危険な場所にいる人たちです。
危険な場所にいる方は、今すぐ安全な場所へ避難してください。
今すぐ避難することによって、災害が発生するまでの間に、市町村が定めた近くの指定緊急避難場所などへの「立ち退き避難」を完了することが期待できます。
※最新情報は自治体のホームページでご確認ください。
※この避難情報は、自治体から発表された情報をもとに掲載しています。