■風車のメンテナンス会社も五島に
風車は設置した後もメンテナンスが必要になりますが、これを手がける会社も五島市にあります。

2008年に設立された「イー・ウィンド」です。

国の内外に4つの拠点をもち、五島だけでなく全国各地のおよそ100基の風車に異常がないかを24時間365日遠隔監視しています。(五島・北海道・鹿児島・ブラジルの4つの拠点で)

イー・ウィンド風車オペレーションセンター・青山泰之センター員
「風車は夜も動いておりますので24時間3交代で監視しております。今の風速、発電しているかどうか、発電していたら発電量などですね。風車がエラーをして止まることもありますので、(エラーが起きている状態になったら)それぞれのエラー対応に入っていくというような形です」
イー・ウィンドの橋本武敏社長は「地元に根ざした風車メンテナンスの技術者」を全国で育成し、サポートし合う体制を構築したい考えです。

イー・ウィンド・橋本武敏代表取締役
「地元でやるべきだっていう思いが強いんですよ。技術者の育成というところで支援して、各地元で私たちと同じように地元の風車を守っていただいて、今後ネットワークを作っていくことで全体でカバーし合いながら、人だったり物だったりっていうのを、そういった仕組みができるといいのかなと」

風車が生み出す電気は1基あたり一般家庭およそ1800世帯分。