春のセンバツ高校野球の出場校が先ほど発表され、「21世紀枠」に県内の高校として初めて壱岐高校が選ばれました。

全国9つの候補校の中から2校が選ばれる「21世紀枠」に決まった壱岐高校。春夏通じて初の甲子園出場です。壱岐高校野球部は、選手21人全員が島内出身です。グラウンドは他のクラブと兼用。島の丸太を持って走る練習にも取り組んでいます。対外試合の際はフェリーで渡るだけで2時間。困難な環境の中、去年秋の県大会で準優勝し、九州大会でもベスト8となったことが評価され、最初に「21世紀枠」に決まったということです。

(2年 岩本篤弥 捕手)「小学校の頃から『一緒に高校野球やって甲子園行こう!』っていうのは話ししていたので、その夢が叶ってとても嬉しいです。」

(2年 浦上脩吾 主将)「地域の方々や保護者の方々の支えがあってここまで来られているので、その感謝の気持ちを持って甲子園で思い切って試合をしたいです。」

(坂本徹 監督)「頑張ってきた結果を評価して頂いたという部分で(選手たちの)自信に変わったんじゃないかなという思いはあります。離島でもやれるんだぞ!というところを少しでも全国の皆さんに伝えられればいいかなという風に思っています。」

春のセンバツ高校野球は3月18日に甲子園球場で開幕します。