AR技術で支える長崎の産業
MuuMuは長崎の企業ですが、スタッフは全国各地にいます。ユニークなコンテンツは、絶妙なチームワークで生まれています。

MuuMu共同代表取締役・蔵岡恒一郎さん(東京在住)「(川口さんは)やっぱデザイナーから来てるので、まずは、イメージをバッと拡げる。面白いのか、心が動くのかっていうところから、入る視点が強いんだと思います。僕の方は、どっちかって言うと、ベースはエンジニアリングの人間なんですけど、ロジカルでこれはどうかな?こうかな?っていうところを考える」

MuuMuの力を借りてコンテンツを開発している企業があります。

風力発電分野で業務を拡大している長崎市の不動技研工業。

風車を建設した場合に景観がどうなるのかシミュレーションする際、このような「フルCG」を作成していますが大きな課題が…。

不動技研工業事業推進本部・松本穂積さん「これの問題点として、一つは、あくまでもCGで作っているので、現実の景観とはちょっと違いがあると。いうところと、製作に1か月~3か月ぐらいの時間がかかってしまうんですね。そういう問題点を何とかクリアできないかなと」

現実の世界と融合させる技術を使うことができないか?MuuMuに相談して、実際の風景に風車のデータを合成して景観をシミュレーションできるアプリの開発に乗り出しました。
開発は最終段階。各地でテストを重ねています。

地図上に風車のデータを落とし込み・・・

松本さん「実際の稲佐山に3Dの地形を合わせると。いうところで調整完了をすると、先ほど設定した風車がここに表示をされると」
風車の位置も簡単に動かせます。

アプリは来年1月の完成を目指していて、不動技研工業は風力発電事業者向けにアプリを販売していく計画です。

松本さん「より簡単に短時間で(シミュレーション)できるようなツールを今回MuuMuさんに作って頂いたので、それをご提供することでお客様に貢献したいと」
長崎に来て8年目の川口さん。たくさんの歴史や文化と関り、長崎は「半分地元」です。

川口さん「地元の人が、自分たちがもっと誇れる場所なんだよ、みたいなことが、色んなコンテンツを通して伝えられるといいなと思ってますね。素晴らしいまちですよって」長崎から、クリエイティブで「心を動かす」「無・有・無(MuuMu)」ゼロからイチを作ります。








