日本銀行長崎支店は県内の景気について「緩やかに回復している」と15か月連続で判断を据え置きました。

日銀長崎支店が今月13日に発表した県の金融経済概況によりますと、物価上昇の影響は見られるものの「個人消費」が緩やかに回復していて「観光」も回復が続いていることなどから「長崎県の景気は緩やかに回復している」と15か月連続で判断を据え置きました。今後、長崎スタジアムシティ開業などへの期待感が高まる一方、動向を見守るべき部分もあるとしています。

(日本銀行長崎支店 伊藤真支店長)

「スタジアムシティの開業あるいはソウル便の再開ということによって恐らく集客効果ということは高まっていくという風に思っておりますけれども,これが企業の人手不足感をさらに強めないかというところについては注意が必要かなと」

先行きについては、物価上昇による家計の消費意欲への影響などにも注視が必要だとしています。