第二次大戦中、戦艦 武蔵の砲術士だった長崎県 北有馬元町長の原口 静彦さんが28日に亡くなりました。100才でした。

「大きいと思いましたねこれなら沈まんだろうとも思いましたね」(2014年取材)

原口静彦さんは、世界最大の戦艦『武蔵』の砲術士として46センチ砲の運用にあたっていました。
戦後は南島原市北有馬町で医師として活動したほか、当時の北有馬町の町長も務めました。
武蔵が2015年、フィリピンのシブヤン海で発見された際には、巨大戦艦の実像と戦争を知る証人として謎に包まれた戦艦武蔵の光と影を伝えていました。

「戦争は美しいもの、勇ましいもの、素晴らしいものと思われては困る。それが一番困りますね。戦争は怖いもの、恐ろしいもの。やってはいけないものです」(2015年取材)