2年後に長崎市に開業予定の長崎スタジアムシティ建設予定地を先週、視察に訪れたJリーグの野々村チェアマンに、『V・ファーレンの未来、長崎の可能性』について伺いました。
きさくなチェアマンからは、長崎のファンにとって『嬉しい言葉』が…。


Jリーグ6代目、野々村 芳和チェアマン。チェアマン史上初めての元Jリーガーです。
とても気さくなチェアマンは選手時代、札幌でJ2からJ1への昇格を経験しています。

Jリーグ 野々村チェアマン:
「すごいですね、(説明を受けて)びっくりしちゃいました」


野々村チェアマンは全国のクラブを訪問する一環として先週、V・ファーレンの新スタジアムなどが建設される長崎市幸町を視察しました。


野々村チェアマン:
「今、僕が立っているのがセンターサークルの真ん中らしいんですよね。ここにあんな素晴らしいものができるのかなと、今感じています。ワクワクしますよね」


2年後、長崎の町の中心に新たな世界が広がります。
総工費、およそ800億円にも及ぶプロジェクトの新スタジアムは、一番前の席からピッチまで最短5メートルです。


サッカー観戦も様変わりしそうです。


バスケットの試合やライブイベントを想定したアリーナも充実。


屋上にはフットサルコート、ジップラインまで!


県民の暮らしが、さらに豊かになろうとしています。


岸 竜之介キャスター:
「Jリーグ野々村チェアマンにお越しいただきました。よろしくお願いします」
岸:
「長崎は九州の西の果てです。そこにスタジアムができるというのはチェアマンの目からみていかがですか?」


野々村チェアマン:
「多くのみなさんがサッカーを見るとか、バスケを見るとか、周りの施設で楽しむみたいなことが ”日常になっていく” なら、これは大成功ということになるんじゃないですか?そうなったらサッカー界としても非常に嬉しいことですよね」

岸:
「元JリーガーのチェアマンとしてV・ファーレンの戦いぶりは?」


野々村チェアマン:
「きっと当初の思惑よりは少しうまくいかなかったところもあるのかもしれないですよね。監督が代わったりもありながら…力はあると思う。
今はクラブの核として勝てている。こっから新しい監督のやり方も含めて整備していけば、核はある訳なので、上にいく可能性は十分あるんじゃないですかね」


(建設予定地でのインタビューでクラブのマスコット ”ヴィヴィくん”が現れる)

野々村チェアマン:「おい、何?いついた?」
「ご飯食べよう?ご飯食べに行こう?」


野々村チェアマン:
「さっき、ヴィヴィくんとご飯食べてきたんですよ。
(すると)ヴィヴィくんに(ファンが)『一緒に写真お願いします』って来るのね。
おれはもう『誰だこのオッサン?』みたいな感じで…『何なら私、写真撮りましょうか?』ぐらいの(笑)…ヴィヴィくんってすごいですね」

岸:
「ヴィヴィくんはとんでもないです。そういう面では、僕どっぷりハマっていましてヴィヴィくんグッズばっかりですね、社員証のケースも…」


野々村チェアマン:
「それ新しいからさっき買ったばっかりじゃないの?」
岸:「何をおっしゃいます!!」
野々村チェアマン:
「ヴィヴィくんもチヤホヤされ過ぎているんじゃないの?」


J1昇格を目指すことしのJ2リーグも残り11試合。現在、暫定8位のV・ファーレンに希望は?


野々村チェアマン:
「スタジアム建設の様子とか、周りの人たちの空気とか、メディアの人たちの空気とか、行政の人たちの空気とか、これ絶対、成長すると思うんですよね。
成長するときに1番わかりやすいのは、”順位がどう上がるか” ”カテゴリーがどう上がるか” 今だったら ”昇格する” っていうところでの『サッカー面』で、『ギリギリのところを勝てる』か『ギリギリのところで勝てずに勝ち点1で終わるか』みたいなところが…本当ちょっとしたところなので。


運、不運みたいなところは、多分 ”空気” がプラスのほうに持っていってくれると思うので…。その ”空気” はこのエリアにはあるなと感じていますから。
自信を持っていけば、結果はついてくるのかなと思いました」