リーグが中断する前は順調そのものだったV・ファーレン長崎。そう、先月14日の甲府戦までは「22試合連続負けなし」でした。ところが、中断期間を挟んでからというもの今月は勝ちがありません。V・ファーレンに今、何が起きているのか?

今月24日(土)のホーム・山口戦。V・ファーレンは先月6日以来、5試合ぶりの勝利を目指し、前半14分に先制したまでは上出来でした。しかし、今シーズンの課題であり続ける後半の立ち上がり、3分と10分に連続失点。逆転負けを喫し、今季初の連敗となりました。

下平隆宏監督:
「中断明けからまだ1回も勝てていないというのは大失速だと思います。今までもギリギリのゲームを勝ちきってきたり、勝負強さがあった中で、今は勝ちきれないゲームが続いているのは何か要因があるなと」

その要因として、選手たちが挙げたのはー
秋野央樹主将:
「勝っていた時は最後身体を張れていたりとか、1人1人がパワー出して、『点をとるんだ!』という気持ちが見えている試合が多かったんですが、今は単発になりがちというか、迫力がないなと。攻撃の面でも守備の面でも」

米田隼也副主将:
「ちょっとしたことだと思うんですけど、球際で奪いきるところだったり、シュートに1歩でも寄せてブロックするだったり、そういうちょっとしたことが今、足りない」
1万人を超えるサポーターにホームで勝利を届けることができず、スタンドからはブーイングも…。
秋野央樹主将:
「サポーターもお金と時間をかけて観に来てくれている、サポートしてくれているので、それに自分たちはプロとして結果で応えないとと思いますし、結果が出ていない中でお願いばかりして申し訳ないですけれど、引き続き自分たちを後押ししてほしいと思いますし、最後まで一緒に戦ってほしいなと思います」
V・ファーレンの勝ち点は「52」。首位清水、2位横浜FCとの差は広がる一方です。J1自動昇格を勝ち取れるか、残りは10試合です。
米田隼也副主将:
「練習でみんなでもがいてぶつかって、少しでもポジティブな雰囲気で成長していくしかないと思うし、みんなで壁を乗り越えるしかないと思うので、栃木戦で1個勝てばグッと流れが掴めると思っています」

トラスタでの試合はあと2試合。8月31日vs栃木、そして9月22日vs群馬。次の栃木戦を浮上のきっかけにしたいV・ファーレン長崎。サポーターの後押しは必ず選手の力となるはずです。








