これから旬を迎える「カマス」。長崎市伊王島では「伊王島日の出カマス」としてブランド化しており、カマスを使った寿司や揚げ物など様々な料理を提案していいます。

日の出の時間に釣るので「日の出カマス」。長崎市の西彼南部漁協では伊王島でとれたカマスの消費拡大を目指し、去年10月から「伊王島日の出カマス」としてブランド化し、魅力や美味しさを発信しています。

カマスは水分量が多く日持ちしないため一般的には「干物」にして食べられますが、とれたてで新鮮なものは刺身で食べてもクセがなく甘みがあります。西彼南部漁協では近年、朝釣ってすぐに提供出来るシステムを構築し、生でも広く提供できるように体制を整備しました。カマスの刺身を試食した長崎市の鈴木市長はー

鈴木史朗長崎市長:
「美味しい!(寿司は)初めてですね、カマスってこんな感じになるんですね」

長崎市役所のレストランには、長崎大学「魚料理研究会」が考案したメニューが数量限定で登場しました。「伊王島日の出カマスと夏野菜のおろしポン酢」。食べた人は「サッパリ食べられてすごく良い」「身が美味しくてホクホクしている」などと、カマスの知られざる美味しさに驚きと喜びの反応でした。

長崎大学「魚料理研究会」祝翔太会長:
「カマスの味を消さないことを1番大事に、夏野菜とあわせてサッパリ作るようにしました」

西彼南部漁業協同組合・永田直樹代表理事組合長:
「こういう食べ方もあるんだ、生でもいけるんだ、ということをまず広くアピールして、その美味しさを知っていただきたい」

西彼南部漁協は9月22日「伊王島日の出カマス」を購入できるイベントを開くほか、9月上旬頃からは長崎市内約30店舗で「伊王島日の出カマス」が提供される予定だということです。