2022年の長崎県知事選挙直前に大石知事の後援会に286万円を寄付し「迂回献金」疑惑が指摘されている自民党の江真奈美県議が、県議会の議会運営委員長を辞任する意向を20日申し入れました。

江県議は2022年に行われた長崎県知事選挙で、大石陣営の選対本部長を務めていた際、医療法人などからの寄付金286万円を、自身が代表を務める政党支部と後援会を通して大石知事の後援会へ入金しており、これが「迂回献金」にあたると指摘されています。

この286万円はすでに大石知事側から江県議側へ返却され、収支報告書も訂正されていますが、江県議は20日開かれた各派代表者会議で、議運の委員長を辞任する意向を示し「迂回献金の意図はなかったものの、県民に疑念を抱かせたけじめをつける」とのコメントを発表しました。

江県議は取材に対し「コメントに書いてあることが議運長を辞職する本心。色んな説明については今後タイミングがあればさせて頂きます」などと述べました。

自公を除く県議会4会派は、改めてカネの流れについて江県議からの説明を求めていて、今月23日に各派代表者会議が開かれる予定です。